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2018年04月26日
カノープス 馴染みのない星の名前ですが、りゅうこつ座のα星で太陽を除けば恒星としては、おおいぬ座の
シリウスに次ぐ全天で二番目に明るい一等星です。
南半球にある星座ですので日本では、中々見られません。鹿児島でも高度が6度ぐらいですので
南の開けた所で地平線の大気の良い時が観望チャンス。
シリウスの下方地平線近くに赤色に輝いています。時期は2月ごろですので,時期は逸しましたが、
中国では南極老人星ともいわれ縁起のいい星です。
また、次の機会に幸運の星の観望にチャレンジして下さい。
2018年01月15日
前回は南半球の南十字星をお話しましたが。北半球にもあります。
北十字星(ノーザンクロス)としてはあまり聞きませんが、夏の大三角形で聞く1等星のデネブがある
白鳥座です。名前の通り白鳥が天の川で大きく羽を広げている星座です。
尾の当たりにあるのがα星のデネブです。南十字星4個の星の組み立てと違い大きく5個で組み立てられていますので
まさしく、十字架の形をしています。夏の星座で有名ですが、冬見るのも意外といいものです。
12月・1月は日没後、北西の地平線当たりに見えます。
白鳥の頭が地平線の方に向いていますので、大きな十字架が地平線の上に立っている様子が見られます。
サザンクロスは中々見る機会が有りませんがノーザンクロスは簡単に見られますので一度北西の
空を覗いてください。
2017年11月20日
南天の星座の一つ南十字星座 南十字星(サザンクロス)は聞くことはありますが、北半球に住む私たちは中々見る機会はありません。
本土ではほとんど無理でしょう。沖縄の石垣島当たりでは、水平線当たりにもやが無ければ、良く見えると思います。
私も、グァム・ハワイ・バリ島で見ましたが、4個の内2個が1等星ですので見つけやすいです。
バリ島は40°近くの高度があり、綺麗に見えました。
星は4個ですので十字架の中央はありません。.赤緯58°にありますので天の南極に近いニュージーランドは日周運動の関係で
沈む事無く逆さ十字になります。
季節は3~7月頃(5~6月がベスト)です。機会があれば是非一度輝くサザンクロスを見て下さい。
2017年08月31日
最近、アメリカ本土の皆既日食が紙面を飾る一面がありました。今回、あまり話題にはなってはいませんが
明日、小惑星(フローレンス)が地球に最接近します。距離で700万キロで、月までの距離の20倍近くありますので
映画の様に衝突と言う事は全く無いと言うことで、一般的にはあまり話題にはなっていません。
過去には、まだ地球に接近した小惑星はあるそうですが、今回のものが最大と言われます。
8月・9月が見ごろらしいですが、9等星程度であまり簡単には見つけられないと思います。
11月のしし座流星群に期待しましょう
2017年05月30日
6月、いよいよ梅雨のシーズンに入り星空が見えにくい季節になります。
梅雨空の合間を見て、季節の移り替わりの星たちを見てみましょう。
まずは、ジョンソン彗星が見てますが、7等級程度の為肉眼では無理です。双眼鏡以上ならOK.
おとめ座付近を移動中です。
地球と同じ惑星も幾つか見るには、いい時期です。
星座と違い夜空を移動しますので中々わかり難いですが、木星・火星・土星が比較的探しやすいです。
木星は夕方から南西やや高く-2等級輝きの為,見つけ易いです。
今回は、火星・土星が見つけやすいです。
夜中の夏の星座のさそり座が昇ってきます。大きなS字型ですのですぐわかります。
中心に赤色の1等星アンタレスがあります。
その近くに、同じく赤っぽい星が火星です。1.7等級ぐらい
やはりその近くに土星がいます。0等級ぐらい
これから夏にかけて、さそり座を起点探して見て下さい。惑星の動きが星座の動きと
違う事もわかります。
2017年03月09日
昨年初冬から西の空に宵の明星の金星が輝いています。
2月17日に最大光度-4.6で輝いています。金星は太陽に対して地球の内側を廻る内惑星の為
月と同じく満ち欠けをします。今は夕方見えますが、今月25日を過ぎると内合となり( 太陽・金星・地球の並び)
今度は明け方に見える様になります。今、地球に一番近い為明るいですが、だんだん遠ざかり外合に向かい
(金星・太陽・地球の並び)少しずつ暗くなります。
1年7か月の周期で繰り返しますが、.地球の近い三日月ぐらいが一番明るい様です。
ただ、肉眼では当然見えませんので小型の望遠鏡は必要です。水星も同じく満ち欠けはしますが
太陽に近すぎて見る機会が少ないと思います。望遠鏡で見る時は太陽に近い為、必ずサングラスを
装着して下さい。
夜明け前は、早起きが大変ですのであと、半月程の夕方の観望をお勧めします。
2016年12月19日
つい最近はふたご座流星群・先月はスーパームーンと夜空に、にぎやかな話題がありました。
流星群は毎年同じ時期に見られますが、スーパームーンの今回は半世紀以上無かった、最大級の現象でした。
ちなみに、依然お話しましたが、来年は無く次はは2018年の元旦になるようです。
さて、日没と共に南東の空、高度30度ぐらいに-4等級で金星が輝いています。太陽に近い今は宵の明星で輝いています。
是非、ご覧下さい。
まもなく冬至です。まもなく太陽は南回帰線から赤道へと北上します。夕暮れもだんだん遅くなります。
とは言え、寒さはこれからが本番です。体調管理に気を付けて新年をお迎えください。
2016年09月10日
世界地図を見ると、別々の大陸の一部分を合わせると合いそうな地形があります。
大陸は幾つかのプレートの上に乗っかっている為、プレートの動きで移動します。
人類の歴史と違い数億年とか長い月日ですので実感は?
しかし、マントルの動きによるプレートの沈み等で移動している地形を見る事が出来ます。
世界一高いエベレスト、インド亜大陸の北進で押し上げられ、高い山になり現在も
押されているそうです。
日本の伊豆半島も聞いたことが、あります。移動して来て列島の半島となり、そのプレートの
押し上げが、富士山。・・・・・・・・エベレストと同様に
地球内部の動きで大陸の変化を感じるのに水のない海、すなわち 海底地図も興味ある地図です。
是非一度、見て下さい。海溝・海嶺等、陸上と同様の地形が見られます。
2016年07月19日
これから、夏の天の川の季節です。光害のない所へ行く機会が有りましたら、是非鑑賞して下さい。
今回は、足元の地球ですが東日本・熊本等 大きな地震がありました。
東日本の地震後、海抜の標識をよく見かけます。高さを表すのに標高を用いることもあります。
海の無い長野県で海抜1500mはピンとしませんし、富士山も海抜3776mとはあまり言いません。
高い所は標高・平地は海抜と使い分けている様です。
海抜・標高の基準は、東京湾の海面平均が水準原点ですのでほぼ同じです。
海抜は津波に対し重要なものですが、地域により多少差がある様です。
ちなみに、飛行機の場合は高度(海面よりの高さ)で表現しますが、地上からの高さですと対地高度と言います。
機内アナウンス・前面画面も、気にすると結構おもしろですよ。
海抜で検索 結構 奥が深いですよ。
2016年04月16日
夜空には無数の星が、輝いています。
一般的には、二種類の星が見えます。太陽の様に自分で輝いている恒星と地球の様に
太陽の光で輝いている惑星です。肉眼で見る限り、同じ様に光の点で見えます。
しかし、天体望遠鏡で覗くと恒星はやはり光の点でしか、見えませんが、惑星は面積で見えます。
大きさは違いますが、肉眼で見る満月みたいなイメージです。この見え方の違いが恒星と惑星の差です。
中でも、土星なんかどうでしょうか。輪の形だけなら5~6㎝の口径があれば、確認できます。
(図鑑で見る様なきれいさは無理ですが)
土星は公転周期30年で地球の自転に約27度あまり傾いていますので15年ごとに輪が水平になり見かけ上
見えなくなります。(輪の厚みが薄い為)
今年と来年は傾斜が見ごろで写真の様な形でみえます。チャンスです。
出来れば口径100ミリ以上あれば輪の様子も見えます。
(見る時はスコープを覗いて目をならすのもお忘れなく。)